第6回 メディア芸術オープントーク
「福岡発!車座で語ろう:『メディア芸術』ってよくわからないぞ
-マンガ・アニメ・ゲームについて語ろう」
の配信なう。
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というわけで、以下のような配信をおこないます。USTはhttp://mediag.jp/events/2011/02/5.htmlこちらからみれます。よろしければ視聴お願いします。
昨年来、議論を呼んできた文化庁主導の「メディア芸術総合センター」について、今、真剣に考えるとどのようなことになるのでしょうか? もちろん建物についての議論ではなく、この分野について国が関与するならばいったい何をするべきなのか、大体この「メディア芸術」とはいったいどんな分野なのか、そもそもこれは「芸術」なのか、そもそも「芸術」とは何で、日本の「文化」はどこにあるのか、どこから生まれるのか、といった「そもそも論」を皆さんと車座で語り合ってみたいと思います。
マンガ・アニメ・ゲーム。この三つを並べると、「メディア芸術」よりも「おたく」という言葉を連想する人の方が多いかもしれません。2004年には、そのおたく文化による秋葉原の変貌を主題に、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で、「おたく:人格=空間=都市」展が開かれました。さらにそれを発端にして、今、マンガ・アニメ・ゲーム文化を常設的に保存・展示するための複合アーカイブ施設が準備されています。この両プロジェクトを進めてきた森川嘉一郎さんに、話題を提供していただきます。
日時
2011年2月27日(日) 14:00 〜 17:00 (13:30 開場)
会場
福岡アジア美術館 彫刻ラウンジ
〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階
スピーカー
島本 浣(しまもと かん)
京都精華大学芸術学部教授(美術史学)
新譜ジャーナル編集部勤務後、京都大学文学研究科(美学美術史専攻)入学、1982年同博士課程修了。帝塚山学院大学文学部をへて2002年京都精華大学へ。06年から4年間、学長を務め、京都国際マンガミュージアムの国際展開に関わる。専門領域はフランスの近現代美術史と日本の近代イメージ論。専門書として『美術カタログ論―記録・記憶・言説』(三元社)他、論文多数。大正イマジュリィ学会会長、日仏美術学会常任委員。
藤幡 正樹(ふじはた まさき)
東京藝術大学大学院映像研究科長・教授/アーティスト
1996年、ネットワークで結ばれた仮想の部屋がテーマの『Global Interior Project 2』でアルスエレクトロニカのインタラクティブ・アート 部門、ゴールデン・ニカ賞を受賞。また、インタラクティブな本『Beyond Pages』がアメリカやヨーロッパを巡回してドイツZKMのパーマネントコレクションとなる。最近の作品には、『ルスカの部屋』や『モレルのパノラマ』の他、GPS を用いたプロジェクト『Field-Works』シリーズを展開している。
吉岡 洋(よしおか ひろし)
京都大学大学院文学研究科教授(美学・メディア理論)
甲南大学教授、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授を経て、2006年より現職。1956年京都生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院博士過程修了。専門は美学・芸術学、情報文化論。 京都芸術センター発刊の批評雑誌『Diatxt.』(ダイアテキスト)創刊号〜8号編集長、「京都ビエンナーレ2003」、「岐阜おおがきビエンナーレ2006」総合ディレクター。山口情報芸術センター(YCAM)の「meets the artist 2007」招待アーティストとして、出版プロジェクト『ヨロボン:Diatxt./Yamaguchi』編集長。日本記号学会会長。
吉見 俊哉(よしみ しゅんや)
東京大学大学院情報学環教授(社会学・文化研究)
1957年東京都生まれ、社会学者。1976年に東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を卒業後、東京大学教養学部に進学、同教養学科相関社会科学分科を卒業後、同大学大学院社会学研究科で学ぶ。東京大学新聞研究所助手、助教授、東京大学社会情報研究所教授等を経て、組織統合により2004年より東京大学大学院情報学環教授。2006年4月から09年3月まで同学環長。2009年6月から財団法人東京大学新聞社理事長。2010年より東京大学大学総合教育研究センター長、教育企画室長。専攻は社会学、都市論、メディア論、文化研究。演劇論的なアプローチを基礎に、日本におけるカルチュラルスタディーズ、メディアスタディーズの中心的な存在として先駆的な役割を果たす。著書に『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』『メディア時代の文化社会学』『リアリティ・トランジット』『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』『万博幻想:戦後政治の呪縛』『メディア文化論』『親米と反米―戦後日本の政治的無意識』『ポスト戦後社会』など。
ゲスト
森川 嘉一郎(もりかわ かいちろう)
明治大学国際日本学部准教授(意匠論)
1971年生まれ。早稲田大学大学院修了(建築学)。2004年ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館コミッショナーとして「おたく:人格=空間=都市」展を制作(日本SF大会星雲賞受賞)。桑沢デザイン研究所特任教授を経て、2008年より現職。明治大学において「東京国際マンガ図書館」(仮称)の開設準備、およびその先行施設である米沢 嘉博記念図書館の運営に関わる。著書に『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』など。
スピーカー・ゲストスピーカーは当日変更となる場合がございます。
詳細情報
参加費 :無料定員 :100名申込締切日:2011年2月24日(木)
・先着順とさせていただきます。参加可能な方にのみメールで返信致します。
・お申込が定員に達した場合、締め切り日前に申込終了とさせていただくことがございます。
主催:メディア芸術コンソーシアム構築事業事務局共催:福岡アジア美術館